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水素の治療法としての確実性 

当院では、2010年頃から臨床応用してきた「水素」ですが、①サプリメント、②水素水、そして③水素ガスという形態があります。飼育状況、健康状態などに応じて選択・使用されますが、いずれもその健康状態の改善力は絶大です。 

2015年以降私たちは、”水素を気体としてそのまま利用する”ことによって、その効果を十分に獲得・提供できるようになったと確信しております。
その健康改善効果は、2016年第37回動物臨床研究会において、ポスター発表されました。
約半年間で250例を超える患者さんでその効果を体感していただきましたが、6割を超える患者さんで、施術後何らかの効果がありました。 その効果発現は症状によって様々でありますが、例えば食欲の改善、元気が出た、動きが違うなどでした。なかでも『目の色が違う』という評価が最も多い印象でした。これらの変化が、生体の状態に具体的にどのような科学的変化をもたらしているのかは未だ未知数ですが、治療の一環として利用する価値があるものと判断します。このことから、私たちは積極的に水素を治療の一手段として取り入れます。

その効果は絶大で未知数 〜 Hydrogen treatment as the one of choice

前述の通り、私たちは2010年ごろから水素をペットの治療に取り入れております。当初は、イヌパルボウイルス感染症の白血球減少抑制あるいは白血球減少からの早期回復を期待し、腸管免疫を活性化させるパントエア菌由来LPSとともに使用することで、通常の治療法に比べ治療後の生存率を向上させることができました:通常50%→水素+LPS90%
ATPが造血細胞にはたらきかけ、白血球などの造血機能を向上させることは古くから知られている(岡本、Michio。"アデノシン三リン酸(ATP)の骨髄造血機能に及ぼす影響に関する研究第3編骨髄組織培養に於ける赤血球系造血機能に及ぼす影響" 岡山医学会雑誌 76.1-3(1964):119-129)。従って、イヌパルボウイルス感染症の主な死因が白血球数の急激でしかも重篤な減少によるものであることから、水素を治療方法として用いたことは、的を得た処置だったと言える。

様々な疾患で応用が可能であり、多くの患者さんが施術後何らかのいい変化を実感している

生物が生きていく上で酸素が必要なのはいうまでもない。生物は呼吸によって酸素を取り込み、主にミトコンドリアに存在する電子伝達系によりATPを産生 し、生命活動に必要なエネルギーを得ている。この過程で活性酸素(Reactive Oxygen Species;ROS)を生じ、それらが様々な疾患の原因であると言われる。従って、こうした生命活動の中で生まれたフリーラジカルをできるだけ早く消去することができれば、生体はより安定性を確保し病気につながらない(中村成夫. "活性酸素と抗酸化物質の化学." 日本医科大学医学会雑誌 9.3 (2013): 164-169.)。活性酸素に代表されるフリーラジカルを不活化する物質を抗酸化物質というならば、水素はそのその抗酸化物質の代表的な一つであるといえる(Ohsawa I, Ishikawa M, Takahashi K, et al.: Hydrogen acts as a therapeutic antioxidant by selectively reducing cytotoxic oxygen radicals. Nature Med 2007; 13: 688―694.)。
私たちは、
2015年5月から、約8ヶ月の間に、イヌネコ合わせて275例について、その疾病を問わずペットペアレンツの同意を得られた場合、水素治療を施した。水素は「ガス」の状態で自発呼吸の範囲内で身体に取り込ませた。


動物は、Fig.1に示す通りネブライザー用の扉で半密閉状態の環境で、外部で作成した水素を気体のままチャンバー内に導入した。前述の通り、生体は自らの自然呼吸に任せて水素を取り込むことになる。

 水素処置後は、多くの症例で何かの「効果」があった


 
 
257例のうち、157例のイヌの場合をFig.2に示した。概ね7割の症例において(飼い主の主観ながら)何らかの「効果」が認められた。「効果」は症例によって様々な形で現れたが、総じてその飼い主は「元気になった」「食欲が戻った」「目つきが違う」などポジティブな評価であった。
 
他方、ネコ100例における水素の効果をFig.3に示した。

結果から明らかな通り、およそ6割の症例で何らかのいい変化を認めた。